特長
お客様から良く聞かれることがあります。
「御社の得意分野は何ですか?」
「どのような業界にお強いですか?」
その度に、このようにご回答しております。
「私共は特定の注力分野というものはありません、全ての商品・業界に対応しています」
そうお話すると、時には不思議な顔をされることもよくあります。
その場合、お客様は何故そのようなことが可能なのかと思われるからかもしれません。
私共は、特定の業界のみに精通し、その業界のルールをよく知っているというタイプのコンサルティング会社ではありません。もちろん、業務を通して特定の業界について経験を積むことはありますが、それを強みとは考えておりません。
私共の武器はルールを熟知していることでは無く、データとロジックを通じて隠された市場・業務の特性や構造を明らかにするところにあります。
典型的な業務フローとして、まず私共はお客様からデータをお預かりし、時には公開情報と組み合わせて分析を行います。ご提供いただくデータは、時には数ギガ単位のビッグデータであったり、断片的な財務情報しかなかったりする場合もありますが、その全てを精査・有効に活用します。
その結果、お客様がお気づきになっている課題が明確化されるのはもちろんですが、その背景にある根本的な要因や、より重大なかつ潜在的な課題を明らかにできることがあり、むしろそれを目的にしています。
このようなアプローチは、消費財、産業財、サービス等の商品形態や業界に依存せず、汎用的に応用できるものです。
以上のような技術を磨いていることが、私共が特定の商品・業界を対象としていない理由です。
スタンス
私たちは「理論と実際」「定量と定性」のバランスを重視しています。良いプランや分析とは、数値やロジックが持つ厳密さや説得力に、経験から生み出される感覚や実感が伴っていることが必要と考えます。
世の中には問題解決や分析のための様々多様な手段が存在し、常に新たなものが生み出されています。しかし、残念ながらお客様の状況は千差万別であり、既存のフレームワークやツールがそのまま使えることは少ないというのが私たちの実感です。実際にはこのような手段を加工・カスタマイズし、時には新たなアプローチを創造しなくてはなりません。
また、業務も当初設計から完成度や実用性を高めるために、状況に応じて常に修正をかけていく必要があります。
このような、間断無いフィードバックにもとづく創造的なプロセスをお客様の傍らで一緒に取り組んでいくことが私たちの基本スタンスです。
以上の理念から、常に最新の理論を取り入れる一方、実績・事例の解釈を継続的に進めています。スタッフは広範な視野を獲得・維持するために、特定のテーマや業界に偏らず、横断的に業務を担当しています。これにより1人1人のスタッフが様々な分野に対して広く深い知見を有しています。
また、私たちはインド企業(Cactus Communications Pvt. Ltd.※; Mumbai)と数理解析、情報収集、データ処理等の調査研究等において業務提携を行っています。海外での文献収集、企業調査やその他のマーケティング情報収集、数理モデルの開発、英文でのレポート作成等、英語・数学・国際ビジネスの分野において膨大なタレントを有するインドの資源を活用していただけます。
- ※Cactus Communications社はインドに拠点を持つ世界最大級のEditing(英語論文作成支援・校閲サービス)会社であり、これまで73ヶ国・25,000人以上にサービスを提供してきました。社会科学・自然科学・医学薬学等の分野で学術論文の評価・作成が可能なレベルの専門家(研究者、博士号・修士号取得者、医師等)を多数保有しています